​院長履歴 Vol.1:気功師

​この記事では、僕自身のルーツを確認する意味も含めて、普段ほとんど語ったことがない気功師としての履歴をお話します。

「気功師」と聞いて中国人の先生かとおもう方が多いようですが、僕は日本人です。気功を師事した方が二人いて、ひとりは日本の方、もうひとりは韓国の方です。このお二人についてお話することが、僕の気功師としてのルーツと立場をお伝えするのに一番かとおもいますのでご紹介させていただきます。

日本の師:無門先生

日本の師は、元国会議員をされておられた方で、号を無門と名乗っておられました。実家のすぐそばに住んでおられたのでご縁があったのですが、とても独創的な方で、敷地内にライオンを飼っていたために近隣から見学に来る人がたくさんいました。

また、日本に2台しかないという車を所有されていてテレビ局に撮影用として貸し出したり、夜逃げ屋のような仕事をしてたくさんの人を助ける代わりにヤクザ屋さんから狙われて自宅の地下に要塞のような事務所を作り、その地下に客間として天井の高い大ホールまで築いていろいろな人を招いて商談や勉強会をしていたり、

さらには、信用と実績があるだけではぜったいに不可能な皇宮警察内の建築関係の仕事を一手に引き受けていたりと、経営手腕が卓越していて人望の厚い方でしたが、何事も独創的で創業者としての風体が滲み出ておられました。

無門先生は晩年には気功による治療に力を入れておられて、中国において権威のある世界医学気功学会の会員として、日本人ではおそらく二人しかいない内のお一人として気功師としての能力を認められた方でした。僕は晩年の無門先生のもとに弟子入りして気功、気学と経営を教えていただき、無門先生が他界されるまでのおよそ20年間お世話になりました。

韓国の師:達磨大師

韓国の師は、ウォンキョン達磨大師という方で、韓国ではKBSテレビ(日本のNHK)などで治療風景が放送される方でした。大師が描き上げる達磨の絵には神氣が宿ると言われていて、その絵の前で瞑想をするだけでも病気が治るという噂を聞いた人たちが大師の自宅に押しかけている様子がテレビで放送されたりしていました。

僕はあることが切っ掛けで大師から直接気功を伝授していただける幸運に恵まれて、大師を僕の自宅にお招きしたり、韓国の大師のご自宅に伺って寝泊まりしながら気功を教えていただくという関係を築かせていただきました。

その切っ掛けというのが面白い話で、韓国を観光していた折、電車の中でとても目を惹く杖をもって座っている僧侶の格好をした老人がいて、思わず声をかけたのがウォンキョン達磨大師との最初の出会いでした。このとき僕は大師がどういう人かはまったく知りませんでした。

大師はご自分の杖に金の絵の具で昇り龍を描いていて、僕はその龍が妙に気になって仕方がなかったので身振り手振りでその絵を褒めてみたら、年配の大師は日本語が堪能で、絵のことや気功についていろいろと教えてくださり、最後には連絡先を交換することになりました。後日、大師の方から連絡をくださり日本でお会いすることになって以来、家族ぐるみで親交を深めてきました。

 

ウォンキョン達磨大師からは気功による治療をしていただきました。当時(2004年頃)の僕は施術の仕方がまだ確立されていなくて、施術をすると氣を消耗していたらしく、その状態を見かねた大師が僕のために精魂を込めて治療をしてくださったのです。

余談ながら、大師は常日頃から自分の氣を与えることで相手を助ける、という言い方をしていました。僕はこの考え方には異論があるのですが、当時は大師の氣をこれでもかというほどに与えていただいて、文字通り命懸けで助けていただいたとおもっています。

徐々に回復した僕は、大師から気功師としての何か特別な力を伝授していただけることになりました。大師がこれまで築き上げてきた力をすべて伝授してくださると言うことで、その幸運にとても感謝しましたが、伝授の際、ひとつだけ注意点がありました。それは、他人に対して絶対に怒りを向けてはいけないというものでした。

氣の力がとても強いので、そのことを忘れて怒りを放つと他人の霊魂が吹き飛んでしまうので自分自身を自制できるようになりなさいと言うことでした。当時の僕には自覚がなかったのですが、大師は僕の内面の深い感情を感じ取っていたのだとおもいます。僕はそのことを了承して伝授を受けさせていただきました。

 

大師のご自宅の壁に掛けられた大達磨絵(撮影者:そのやま)

気功師として

このようにして僕は、二人の師との出逢いと関係を経て、いま現在、気功師として名乗っています。日本では、気功師というと少し胡散臭いイメージがあるとおもいますが、中国では医療気功という分野があって、しっかりとした訓練を積んだ人が気功師として認められる制度があり、西洋医学の医師とともに医療に従事している方もおられます。

気功というと、何か掴み所のない非物理的で非科学的なもののようにおもわれるかも知れませんが、実のところ、とても理論的で具体性を扱う分野だったりします。

僕の理解では、気功とは「意識を操る力」のことで、ここでいう“意識”“氣”とは同意語だと考えていただいて差し支えありません。”意識”がもっている力を否定する人は少ないとおもいますが、”意識”は、いまや量子物理の世界で扱われる科学的領域ですから、気功とは科学そのものといってもいいのかも知れません。

その”意識”を巧みに操るのが気功師としての技術のひとつだと僕は考えています。

 

ただ、誤解のないようにいっておきますが、ここで言う「意識を操る」というのは他人の意識(または心)を無断で操るということではありません。

 

気功師が意識するのは、基本的には解剖生理学的な人体構造の範疇です。人体構造に対しての理解が細部にわたって詳細で具体的であるほど、気功師としての能力と効果は高まります。言い換えると、人体構造に対して解剖生理学的に”意識”ができなければ気功師にはなれません。

気功師とは、”意識”が及ぼす影響力をよく知っていてそれを正しく操ることができる人のことだと言えるとおもいます。

老婆心ながら、巷では”氣”という見えない不思議な世界に対する情報が気軽に手に入れられるようになった反面、興味本位で、あるいはオカルト的に扱って、それを他人に気軽に施す人も増えていますが、”氣”というものの影響力と潜在力は想像を絶するものがあり、健康で元気な人に対してならまだしも、体が弱っている人に対して興味本位で扱おうとすると危険ですらあります。

僕自身がこういうことを理解できるようになるのにはそれなりの経験があって時間も費やされましたし、師から注意されていても自分が体験するまではわからないでいました。中国において医療気功の訓練を受けるような人たちは、危険性を十分に理解した上で気功を利用しているはずです。

こうした経験も踏まえて敢えていうならば、気功師と名乗る人には2種類の人種がいるのではないかとおもっています。自己の欲求のためだけに”氣”=”意識”=”他人”を思うがままに操って自己の利益を得ようとする人と、天地宇宙の理の中で己を奉仕のために用いる人です。

これは”氣”=”意識”の力をどのように用いるかというモラルの問題ですが、僕自身はこれまで48年生きてきて、人生のターニングポイントにあって、これまでに多くの方からいただいてきた恩恵に対する恩返しをしていく立場として常に後者でありたいとおもいます。気功の世界に開眼させてくださった二人の師には心より感謝しています。

 

以上、
僕が気功師になるまでの履歴をお話させていただきました。

 

ウォンキョン達磨大師からいただいた掛け軸
『龍:一筆書き』
※時折、金粉が浮き出ていることがあります

『龍:一筆書き』拡大

『懺心』
※時折、金粉が浮き出ていることがあります

神氣が宿るとされている達磨絵

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